福音館書店の絵本『だるまちゃんとうさぎちゃん』読み聞かせしてみた

福音館書店から出版されている加古里子さんの絵本『だるまちゃんとうさぎちゃん』はどんな絵本なの?あらすじや読み聞かせをしたときの反応が知りたいなぁ〜

このような疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 福音館書店『だるまちゃんとうさぎちゃん』のあらすじ
  • 福音館書店『だるまちゃんとうさぎちゃん』の感想
  • 福音館書店『だるまちゃんとうさぎちゃん』を読み聞かせしたときの反応

2歳児に『だるまちゃんとうさぎちゃん』を読み聞かせしてみた

紹介する絵本は『だるまちゃんとうさぎちゃん』です。

あらすじ

福音館書店『だるまちゃんとうさぎちゃん』はこんな絵本です。

ある雪の日のお話

雪が降りました。 だるまちゃんとだるまこちゃんはおおよろこび。

スキーを楽しんだり、雪だるま作りに励みます。

りんごが物語のポイント

そしてできた雪だるま。 目に何をつけたら良いのか、だるまちゃんは考えます。

お母さんからりんごをもらって、めだまのところにつけようとしますがコロコロと坂を転がっていってしまいます。

礼儀正しいうさぎちゃんとうさぎこちゃん

そして坂の下で遊んでいたうさぎちゃんたちが転がっていたりんごを止めてくれました。

それからうさぎちゃんたちとだるまちゃんたちは一緒に遊ぶことになりました。

いろんな形の雪だるまや、雪うさぎを作ったりして遊んでいると だるまちゃんのお母さんから

「おやつのじかんですよ」と声をかけられ、 うさぎちゃんたちはきちんとご挨拶をしてから、だるまちゃんのおうちでおやつをいただくことになりました。

それからおうちでいろんな遊びをして、おうちへ帰っていきました。

感想

福音館書店『だるまちゃんとうさぎちゃん』はこんな感想です。

ワークショップ的な内容?

『だるまちゃんとかみなりちゃん』『だるまちゃんとてんぐちゃん』に続く3作目となった『だるまちゃんとうさぎちゃん』ですが”かみなりちゃん”や”てんぐちゃん”のときの物語の進行と少し違う感じがしました。

どちらかというと”かみなりちゃん”や”てんぐちゃん”のときは初めから最後までお話がメインできちんとしたねらいがあったことを読みきかせをする中で感じていました

この絵本はどちらかというと制作物がメインのワークショップ的な内容となっています。

例えば

  • 雪うさぎの作り方
  • 手袋人形の作り方
  • うさぎやだるまの形にするりんごの剥き方
  • 新聞紙で作るうさぎのぼうしの折り方

など。

かなりの量の制作物がこの絵本には描かれています。

おゆいちご

とても面白いのですが”かみなりちゃん”や”てんぐちゃん”のような物語性を期待すると、ちょっと違う流のでご注意くださいませ。笑

たんげさぜん、ざとういち・・

だるまちゃんが雪だるまを作っている時。

りんごが転がって、うさぎちゃんたちが止めてくれました。

その時、だるまちゃんが 「このりんごがなくなったらたんげさぜんのゆきだるまになっちゃうところだった」 と言います。

たんげさぜんとは・・丹下左膳という片目片腕の架空の侍のことだそう。

 そして同じく作中では物語の終盤に 両目につけていたりんごがなくなったあとの雪だるまをみてだるまちゃんが

「こんどはまるでざとういちだぞ」 と言います。

座頭市や丹下左膳など、渋い映画(この絵本の初版は1972年なので当時流行ってたのかは不明)のチョイスに私はびっくり。

おゆいちご

丹下左膳って、この絵本を読み聞かせるまで知りませんでした(教養が知れる・・)

他サイトのレビューを見る

福音館書店『だるまちゃんとうさぎちゃん』は様々なサイトでレビューをみることができます。

子供の反応

この絵本は図書館で借りてきたので約4週間という短い期間の中で読み聞かせを行いました。

2歳の息子に1ヶ月読み聞かせをした結果

だるちゃちゃんって、たまにすごく険しい顔するんですよね。

どのシリーズも1つはそういう表情が出てくる(但し怒っているとは限らない)ので、それを見て息子が必ず 「これ、かあさん〜?」 と確実に言ってきます。爆

これを読んでいつも「ちがうよー何言ってんの!」とごまかしていますが

ふと客観的になった時に眉間にシワが寄っていたり険しい顔をしている事が多いので、子供はよく人の顔を見ているな、と思ったものです。

おゆいちご

気をつけよ。笑

2歳児には少し長いかも

そして、ワークショップの内容が多いので読み聞かせるには少し難しいかもしれません。

そして作り方の部分も読み聞かせるとなると結構な文字の量となるので 2歳児に読み聞かせるには少し長く感じました。

ワークショップの部分は飛ばして物語の部分だけ読みましたが、それでもちょっと長いかな?と感じるくらいでした。

おすすめ

この絵本をおすすめしたい年齢や、是非こんな子に読んでほしいところをお伝えします。

おすすめの年齢

3歳以降がおすすめです。

『だるまちゃんとうさぎちゃん』はワークショップの部分が多いので読み聞かせるには少し難しいかもしれません。 沢山手が動かせるようになる3歳以降なら、大人と一緒にうさぎの帽子を折ったりして遊ぶと楽しいかもしれません。

こんな子におすすめ

中でも、こんな子にオススメしたいです。

  • 動物好きな子
  • なんでもやってみたい子
  • 冬の季節

この絵本はコンコンと雪が降り積もっているお話なので冬の季節に読むのがとても楽しいかと思います。 暖かい部屋の中で、お子さんと一緒に手袋人形を作ったりして遊ぶと楽しめる事間違いなしです。

作品紹介

  • 作品名 だるまちゃんとうさぎちゃん
  • 作者 加古里子
  • 初版 1972年12月1日
  • 出版社 福音館書店

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