絵本館の絵本『ひ』読み聞かせしてみた

絵本館から出版されている五味太郎の『ひ』はどんな絵本なの?あらすじや読み聞かせをしたときの反応が知りたいなぁ〜

このような疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 絵本館の『ひ』のあらすじ
  • 絵本館の『ひ』の感想
  • 絵本館の『ひ』を読み聞かせしたときの反応
  • 絵本館の『ひ』はどんな子におすすめ?

はじめに、表紙を見たときに平仮名で大きく

「ひ」

と 書かれていたのが面白くて思わず手ってしまいました。

今日は絵本館の『ひ』がどのような絵本か、解説します。

絵本を選ぶときって、

あらすじがわからないものが多いのでWEBで選ぶことって難しくないですか?

 

そこで『絵本ナビ』では数ページ ためし読みができますよ!

ひ を試し読みする

2歳児に五味太郎作『ひ』を読み聞かせしてみた

紹介する絵本は『ひ』です。 

あらすじ

絵本館『ひ』はこんなあらすじです。

火とは何かを説明してくれる絵本

おいしい ひ

おっかない ひ

きれいな ひ

たのしい ひ・・・・

この絵本には様々な火が描かれています。

まず表紙が線香花火の絵がとても目を引きます。

ページをめくると家で使うようなキッチンコンロやストーブ、

タバコなど様々なシチュエーションで使われる火がわかりやすく描かれています。

他サイトのレビューを見る

絵本館『ひ』は様々なサイトでレビューをみることができます。

感想

絵本館『ひ』はこんな感想です。

火について考えた絵本

実際に生活していると火を使う場面といえばキッチンくらいしかない我が家にとって

「火は触ると熱いんだよ。だから触らないように」くらいしか言えず

きちんと火について考えたりすることがなかったので 火について考える

良いきっかけの絵本となりました。

美しい火、楽しい火、怖い火・・

花火のような綺麗なものも火だし、

美味しいケーキに付いているロウソクも火だし、

キャンプでの焚き火もみんなで囲めば面白い。

つまり

これは楽しい火として読むことができます。

一方で

火を触ると熱くて痛い思いをするし、

火事になれば逃げなければいけません。

これは怖い火として子供に読み聞かせることができます。

さわメロ

五味太郎さんの絵はとてもシンプルなので、何を伝えたいのかがよくわかり、それでいて色使いが独特なので大人が読んでも面白い一冊です。

 

子供の反応

この絵本は図書館で借りてきたので約4週間という短い期間の中で読み聞かせを行いました。

2歳の息子に読み聞かせをした結果

息子はこの絵本の表紙に描かれている線香花火のページが大変気に入ったようで

「はなびのほん よんで」と、期間中はよく読み聞かせをしていました。

確かに持ち手の部分が絶妙な色使いで目を引きます。

五味太郎さんの描く人間の肌の色は茶系なので、

花火が際立って綺麗に見えている印象を受けました。

「おいしい ひ」というページではガスコンロが描かれていて、

ガス火の部分を触って「あちち」と言っていました。

 

さわメロ

息子は火を触ると熱いという認識を持っていることを、この絵本を読んで初めて知りました。

 「おっかない ひ」というページでは火事になっているところ小さな子が消防隊員に救出されている姿が描かれています。

この絵を見て「ぼくみたいな子ー」と言うので、 「この子は助かってよかったね。火事になったら大変なんだよ。」と、火事の怖さもこの絵本で伝えることが出来ました。

一方でケーキに使われているロウソクや、みんなで囲むキャンプファイヤー、

そして美しい花火は 「楽しいね」「きれいだね!」と、話しながら読み進めることができました。

 

さわメロ

実用的なものを図解してくれると、いざ実際に起こったときに予備知識は備わっている状態なので このような絵本の存在はありがたいです

おすすめ

この絵本をおすすめしたい年齢や、是非こんな子に読んでほしいところをお伝えします。

おすすめの年齢

2歳以降の子におすすめしたいです。

読みながらコミュニケーションを取れると理解度が深まる絵本と感じます。

この絵本の特徴

この絵本の特徴は

  • 楽しい火、怖い火様々な火が描かれている
  • 火は怖いだけではなく楽しいものでもあることが伝えられる

が挙げられます。

こんな季節ににおすすめしたい

中でもこんな季節にお勧めしたいです。

  • 夏の季節にいいかも

表紙に線香花火の絵が描かれているので夏の季節にもオススメです。

作品紹介

  • 作品名 ひ
  • 作者 五味太郎
  • 発行出版社 絵本館
  • 初版 1981年8月