このような疑問にお答えします。
本記事の内容
- 福音館書店『えんにち』のあらすじ
- 福音館書店『えんにち』の感想
- 福音館書店『えんにち』を読み聞かせしたときの反応
- 福音館書店『えんにち』はどんな子におすすめ?
お祭り感満載なわくわくする表紙は、かなり目を引くこの絵本。
実は60年以上に出版された絵本なのです。
今日はこの絵本『えんにち』がどのような絵本なのか解説していきます。
絵本を選ぶときって、
あらすじがわからないものが多いのでWEBで選ぶことって難しくないですか?
そこで『絵本ナビ』では数ページ ためし読みができますよ!
2歳児に『えんにち』を読み聞かせしてみた
紹介する絵本は『えんにち』です。
福音館書店『えんにち』のあらすじ
福音館書店『えんにち』はこんな絵本です。
神社のお祭りの始まりから終わり
縁日の出店の準備からはじまります。
わたあめのお店をトントン建てて、売り始めたり 金魚すくい、スマートボール、いか焼き、カラーひよこなど 神社の周りを一周するように、様々な出店が描かれています。
福音館書店『えんにち』の他サイトのレビューを見る
福音館書店『えんにち』は様々なサイトでレビューをみることができます。
福音館書店『えんにち』の感想
福音館書店『えんにち』はこんな感想です。
文字のない絵本
この絵本には表紙をひらくと
「これから ふたりは、えんにちに でかけます。」
とありますが、その後は最後のページまで文字がありません。
神社の周りに出店するためにお店を建設するところから始まります。
現代ではない出店が面白い
『えんにち』には、
わたあめ、いか焼き、たこ焼き、お好み焼きなどの今でもよく見る出店もありますが、
かるめ焼き、カラーひよこのような最近はあまりみられないような出店もあります。
この絵本、初版が1973年と45年以上も前に出版されている絵本なので今の出店事情とは若干異なる様子。
さわメロ
「海ほおずき」とは
絵本を読んでいると「海ほおずき」という出店がありました。時代なのか、地域性なのかわかりませんが私は初めてみました。
一昔前は海辺の遊び道具だったそうで、wikipediaで調べるとこのようなことが書かれていました。
巻貝の卵嚢(らんのう)のこと。植物のホオズキと使用方法が似ており、かつての日本ではグンバイホオズキ等の卵嚢が、口に含んで音を鳴らして遊ぶ使い捨ての玩具として縁日や海辺の駄菓子屋で売られていた。
さわメロ
自然のものが使い捨てのおもちゃとして縁日のお店で売られているなんて、プラスチックが流通している現代ではなかなかお目にかかれませんよね。
昔の絵本はその時代の文化が知れるので面白いです。
福音館書店『えんにち』を読み聞かせた子供の反応
この絵本は図書館で借りてきたので2週間のなかで読み聞かせを行いました。
2歳の息子に読み聞かせをした結果
賑やかな絵に息子は終始楽しそうに読んでいます。
まだお祭りに行ったことがないので
「行ってみたいねぇ〜」
と目をキラキラさせながら、わたあめ や たこやき(全部たべものですね)のページに見入っていました。
表紙もお面が並んでいて目を引くものになっているのでよく「えんにち読みたぁい」と 持ってきて読み聞かせをしていました。
初版が1973年と45年以上も前の絵本なのに現在もワクワクする絵本として読まれているなんて、本当に素晴らしい絵本に出会いました。
福音館書店『えんにち』をおすすめしたいポイント
この絵本をおすすめしたい年齢や、是非こんな子に読んでほしいところをお伝えします。
おすすめの年齢
この絵本は1歳半以降の子にオススメしたいです。
理由は
- 絵が細かいので1歳前の子には認識しずらい
- 細かい絵なので3歳以降は自分で読める
ことが挙げられます。
一見、文章がないのでどんな子にも読めるかな?と思ったのですが、描写が細かいので0歳児にはなかなか読み聞かせしずらいものでした。
言葉がわかる1歳半以降になると読み聞かせをしながら
「これは◯◯のお店だよー」など会話しながら読み進めることができます。
こんな子におすすめ
中でも、こんな子にオススメしたいです。
- 絵本の読み聞かせが苦手な子
この絵本には文章がありません。
なので眺めるだけでも良いし、会話をしながら読み進めることができます。
さわメロ
福音館書店『えんにち』の作品紹介
- 作品名 えんにち
- 作者 五十嵐 豊子
- 初版 1973年8月1日
- 出版社 福音館書店