読者のかた
なるべく頭の良い子に育って欲しいな!
でも絵本の読み聞かせっていつから始めるのがいいんだろう。
言葉がわからない赤ちゃんに絵本を読み聞かせても楽しめるのかな?
このような疑問にお答えしていきます。
本記事の内容
- 絵本の読み聞かせはいつからはじめるのが良いのか
- 言葉のわからない赤ちゃんは絵本を読んでも楽しめるのか
- 赤ちゃんに読み聞かせをするとどういう子に育つのか
その理由を解説していきます。
絵本の読み聞かせはいつから始める?
子供が産まれたら大切に育てたい。
色んなものを見聞きして、自分の力で考えたり判断してほしいから出来るだけ賢くなってほしい。
そう願っている親御さんは多いのではないでしょうか。
その願いと絵本の読み聞かせにはどのような関係性があるのか、解説していきます。
なぜ周りは絵本の読み聞かせをすすめるのか
「絵本を沢山読みましょうね」って、至るところで聞きませんか?
特に私は義理の両親ともに教育者だったので、妊娠中からよく言われましたし
私も幼少期は両親から沢山の絵本を読み聞かせしてもらい育った環境でした。
・3歳までに1万冊読むと賢い子になるという通説がある
上記のような通説があるということを知り、調べているとこんな本が出てきました。
こちらの佐藤ママさんは4人のお子さんを東大に送り出したハイパーすごいお母さんで、
このお母さんが「3歳までに1万冊を読み聞かせた」と仰っているそうです。
この本の言葉が世のお母さんにも響いた・・ということなのでしょうね。きっと。
絵本の読み聞かせはいつから始めるのがよいのか
世の中には色々な子育てママがいることがわかりました。
では、絵本の読み聞かせは結局いつから読み聞かせるのが良いのでしょうか。
・新生児期から読み聞かせをする人もいる
「3歳までに1万冊の絵本の読み聞かせをすると賢くなる」の佐藤ママのような考えを実践されている人は確実に新生児期から読み聞かせをしているのでしょう!
ちなみに私は産後うつを患っていたので育児に関して混乱することが多く、初めは子供の機嫌の取り方が本当にわかりませんでした。
母親学級で赤ちゃんのお世話を机上で学んだだけで、もちろん育児本なんかは全く読んでいなかった・・
なのでとりあえず絵本を読んで過ごしていた、という感じなのですがいつしかそれが習慣となり、生後3ヶ月くらいまでには一日10冊くらい読むようになったという状態です。
ですが乳児は視力が未発達なので、絵本の内容に関しては理解しているのかは未知です。
ですが私の場合、産後のボロボロの身体で育児をする生後2ヶ月くらいまでの間は
抱っこで部屋をぶらぶらしているより
赤ちゃんと一緒に寝転がって絵本をパラパラめくっていたほうが
はるかに楽だった。笑
つまり個人的な理由としては楽だった、という回答ですが
賢くなるように育てたい教育方針を持つご家庭であれば
早期から読み聞かせを行なっていてもおかしくありません。
・結論:いつからでも遅くはない
絵本の読み聞かせをするのであれば、早いに越したことはないかもしれません。
ですが焦らなくても大丈夫。
幼少期の語彙力以外にも、読み聞かせをする上でのメリットは沢山あります。
親がゆったりとした心構えで読み聞かせを行うことで子供の心も安心します。
安心しながら言葉や絵を学んでいけば、子供の能力は吸水力のよいスポンジのようなものなので
グングンと育っていくことでしょう^^
焦って読み聞かせをすると子供も察してしまい、楽しめなくなってしまいますし
お互いのストレスの元となるので焦りは禁物。
つまり、いつからでも遅くはないのです。
言葉がわからない赤ちゃんに絵本の読み聞かせはあり?
読者のかた
結局言葉のわからない赤ちゃんに読み聞かせをするのって、
正直なところ意味あるのかな・・。
この世界に産まれて数日しか経っていないのに両親からいきなり絵本の読み聞かせを受ける・・
赤ちゃんの気持ちになったら、こんな疑問も生まれてくるかもしれません。
・新生児の視力は0.01以下
新生児の視力はとても弱く、光の強弱程度しか解らないとされています。
生後2ヶ月の赤ちゃんでも0.01程度と、実は赤ちゃんは視力がとても弱いのです。
世の中には様々な絵本がありますが、特に色がはっきりしているものや大きく描かれているものは1歳以下の赤ちゃんにはオススメです。
視力は月齢が上がるにつれて徐々に上がってきます。様々な色を見せてあげることで視神経の活性化を促す作用もあります。
つまり、絵本を赤ちゃんに見せてあげることは効果的と言えます。
・お母さん、お父さんの「声」が子供の心を安定させる
また、赤ちゃんに絵本を読み聞かせることが効果的な理由のひとつとして、両親の声を認識してもらうことが挙げられます。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるときから周りの人の声を認識しているとされていて、どの声が安心する声なのかがわかるんですね。
絵本の絵や文はまだよくわからなくても、安心する声の主、すなわちお母さんとお父さんの声を沢山聞くと赤ちゃんの心は安定します。
実際に我が家も新生児期から絵本の読み聞かせを行なっていたことで、私が歌を歌うと眠ってしまうなど、声で寝かせられるようになりました。
(絵本の読み聞かせをしながら寝たことはまだありません)
赤ちゃん期から絵本の読み聞かせをするとどういう子に育つのか(体験談)
では、赤ちゃん期から読み聞かせを行なっているうちの子はどのように育っているのか
少しだけ紹介したいと思います。
・早期に語彙力が高くなる
現在2歳2ヶ月ですが
「あした、しんかんせん、みに、いこうね!」
「きょう、ごはん、たべる?」
「きのう、ちかてつ、のったね!また、いっしょに、のろうね!」
など、多言語文を2歳0ヶ月の時点で身に付けることができました。
これは絵本の読みきかせを沢山していたことが主な要因かと思います。
・コミュニケーション能力が高くなる
また、相手の言っていることがわかるので、ほぼ双方向のコミュニケーションが可能です。
「今日保育園でなにしてたの?」
「こうえんに、いったの!すぶぅだい(訳:滑り台)あそんだ!」
のような感じです。
なので最近まで育児に孤独を感じていた私ですが、コミュニケーションが取れるようになってからは子供との会話を少しずつ楽しめるようになってきました。
・両親の声で安心する=情緒が安定する
絵本の読みきかせをすると自然と話をする環境が整ってきます。
「今日暑いね」というと「あちゅい!」と返してくれたりするので「暑いんだったら薄着にしてあげようかな」など、親も察することで子供の願望を叶えてあげることができます。
やってほしいと思うことをある程度叶えてあげるって、大切だと思うんですよね。
自然と信頼関係が構築され、子供の情緒が安定する。
つまりそれは、絵本の読みきかせを繰り返し行なっているからなのかな、と思っています。
子供を育てるようになってどうして「絵本を沢山読みましょうね」と言われるのか、少しわかったような気がしたので共有します。