本記事の内容
- 福音館書店『いちじく にんじん』のあらすじ
- 福音館書店『いちじく にんじん』の感想
- 福音館書店『いちじく にんじん』を読み聞かせしたときの反応
- 福音館書店『いちじく にんじん』はどんな子におすすめ?
福音館書店から発売されている
0.1.2えほんの
いちじく にんじん
渋めなチョイスのお野菜たちが
なんだか面白い絵本です。
特に012歳児用の絵本は、あらすじがないものが多いのでWEBで
選ぶことって難しくないですか?
そこで『絵本ナビ』では数ページ ためし読みができますよ!
1歳児に『いちじく にんじん』を読み聞かせしてみた
紹介する絵本は『いちじく にんじん』です。
あらすじ
福音館書店『いちじく にんじん』はこんなあらすじです。
美味しそうな野菜たち
いちじく、にんじん
山椒に椎茸
ごぼうに麦
なす
蓮(はす)
きゅうりに冬瓜。
この絵本には数字にちなんだ野菜が描かれています。
感想
福音館書店『いちじく にんじん』はこんな感想です。
激シブな野菜のチョイスは?
初めてこの絵本を見た時美しい絵が印象的でした。
だけどそれ以上に、描かれている野菜達が気になります。
どうしてこんなに渋好みなものばかりなんでしょう。
さわメロ
これはいちじくとか麦が書いてあります。
さわメロ
と、疑問と若干の疑惑をこの絵本に向けていましたが
実はこの絵本、息子が通っている保育園の0才児クラスの子たちに大人気なのだそうで
特にクラスのみんなは冬瓜のページがお気に入りだそうです。
自宅にあるこの絵本も保育園からのプレゼントで、
当時1歳半の息子はじーっと見ていました。
わらべうたがベース
激渋なお野菜のラインナップのこの絵本。
実はわらべうたがベースとなっています。
いちじく、にんじん、さんしょに椎茸
ゴボウにむくろじゅ、ななくさ、初茸
きゅうりに冬瓜
ー出典:わらべうた「いちじく にんじん」
「むくろじゅ、ななくさ、初茸」は絵本にはなかったものです。
数字の読みと語頭が一致する名前の食材や植物などが順番に歌い込まれていくのは
絵本もわらべうたも一緒です。
これを歌いながら手毬をして、古くから親しまれていたのだそう。
わらべうたがベースになってる絵本ってたくさんあることに、
読み聞かせをしていると感じます。
\こちらもオススメ/
YWCAとは?
あともう一つ、気になったことがあります。
さわメロ
絵本の作者は個人の名前が多いがこの絵本は
大阪YWCA千里子ども図書室 案
さわメロ
調べてみるとYWCA(Young Women’s Christian Association)とは
キリスト教を基盤に、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現する国際NGOです。
ー出典:大阪YWCA
との記載がありました。
大阪の千里にはYWCAの活動施設があり、
そこでこども図書室という活動を週に2度行なっているそうです。
さわメロ
他サイトのレビューを見る
福音館書店『いちじく にんじん』は様々なサイトでレビューをみることができます。
読み聞かせた子供の反応
0才の子に読み聞かせをしてみました。
ユニークなお野菜はページに大きく描かれているので月齢が小さくても認識ができます。
そして、最大の特徴は野菜そのものの名前が難しいので
さんしょ=山椒
と認識するまでにかなりの時間を要するであろうことから
長く読み続けられる一冊と言っても過言ではありません。
つまり、この絵本の対象年齢である012歳児を過ぎてからでも
定期的に読んでも楽しめるものとなっています。
福音館書店『いちじく にんじん』をおすすめしたいポイント
おすすめの年齢
よってご出産お祝いや1歳以上の子におすすめです。
理由は
- 激渋い野菜のラインナップが痺れる
- 子どもには人気な絵本
- 絵が大きく、美しく描かれている
- わらべうたがベース
- 長く読み続けられる一冊
が挙げられます。
こんな子におすすめ
中でもこんな子におすすめしたいです。
この絵本は
- 食べ物好きな子
- 月齢の低い子でもOK
この絵本、もし本屋さんにあっても大人はスルーしてしまうのではないかと思います。
だけど読んでいるとユニークですごく面白い一冊です。
さわメロ
所持率は低いのではないかと思われます
作品紹介
- 作品名 いちじく にんじん
- 作者 大阪YWCA 千里子ども図書室 案
- ごんもり なつこ 絵
- 初版 2012年9月10日
- 発行出版社 福音館書店